インドのストリートでK-POPダンス踊ることはNG?
結論からいうとNGではありませんがきちんとインドの慣習を配慮したうえでの服装やダンスをこころがけなくていけません。
日本ではビルのガラスに映るダンスを見ながら深夜にラフな格好でダンスの練習をしたりしている人もいますが、インドで女の子が人前で踊る場合は服装やダンスの種類によっては危険が伴う場合があると言われています。
LVKMでは、世界のカバーダンスとして世界各国のKPOP IN PUBLICという公の場でのダンスカバーをしているカバーダンスクルーを毎日紹介していますが国の状況によってはストリートで踊るというのは危険を伴う行為の場合もあるのでここで紹介しておきます。
何度もインドに行っていて東インド巫女舞Odissiダンス、ボリウッドダンスを名古屋で教えているSAMPATIIのYukie先生にインドのダンス事情や慣習について伺ってみました。
SAMPATII
http://sampatti.daa.jp/
国民全員がダンスの意識とレベルが高いインドでは、ボリウッドダンスを鑑賞する日本で言うと劇団四季みたいなテーマパークだと普通に踊ったりしても大丈夫だし、映画館でもみんな踊りだします。
私の学校でも学校の休憩時間に輪になってボリウッドダンスごっこしたりしています。
しかしミニスカートや肌の露出の高い服装をしている人は娼婦か遊び人くらいしか街ではまだ見かけません。
基本的に女性は足首まで見せちゃダメですし、お腹を見せるのもアウト。首巻ショールも必須です。
外国人の多いゴアとかなら別とは思いますが。
ここでひとつのダンスカバー映像をご覧ください。
日本人からみたら普通の少女がJENNIEのSOLOを公園で踊るという世界各国で行われているごく普通のKPOP IN PUBLICのダンスカバーの風景です。
踊りはじめはこんな感じで人もまばらな普通の公園です。
しかし終盤には彼女の周りは男性に囲まれています。
家族連れや女性も少しはいますがほとんどが男性でダンスを楽しむというよりは彼女をじっと凝視しています。
もちろん何もトラブルはなく最後までダンスを踊り動画は終わっています。
彼女は「ミニスカートでセクシーなダンスを踊ってしまった」ためこのような状況になったのかと思います。
この動画のコメント欄にはコメントが殺到。
インドではK-POPのダンスをみんながいる場所で披露されるのは珍しく、最後まで踊り切った彼女の挑戦を称える人も多くいました。
「危険だからインドでは公共の場でカバーダンスをしないで下さい」みたいなの意見のコメントもありました。
インドは他の国と状況が違うので女性が1人で公共の場でダンスカバーを踊るのはリスクが高い(勇気がある、無謀だ、すごい挑戦だ)というのが多くのコメントの共通の認識でした。
K-POPのダンスはエンターテイメントなんだという思いの方がコメントでも多かったです。
都市部は外国人観光客も増えていて昔の考えは多少状況は変わってきていますが田舎に行けば行くほど保守的なのできちんとインドの慣習を守らないと危険な場合もあります。(Yukie先生)
ボリウッドの映画の踊りにもセクシーなものがいっぱいありますが、実際に外で踊るダンサーや公演では肌が見える部分は肌色タイツとか着用しています。(Yukie先生)
K-POPが好きだから「海外に旅行に行ったときに記念に友達とカバーダンスを踊って撮影してこよー!」と思っている人もいるかと思いますが国の状況によって文化や宗教、慣習、政治が違うのできちんとその国のことを知ったうえで安全に楽しくダンスライフを送りましょう。
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